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インデックス投資の「失敗と成功」の分れ道

岩川 昌樹
岩川 昌樹・2020年8月25日

低コストのインデックスファンドを購入すれば資産が殖える!
何より、低コスト最優先。
同じモノなら、安く購入できることに越したことはありません。

色々と自分なりに調べていると・・・・

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド?とか
楽天・全米株式インデックス・ファンド楽天全米株式?とか

この辺にたどり着くのでしょうか。

念のため、申し上げておきますが、「低コストのインデックスファンド」は、あくまでも、「食材」や「スポーツの用具」「車」みたいなモノの一つ。投資先を一つにまとめてくれる資産形成のツールです。

余談ですが、

・同じ食材をそろえれば、「最高級のフレンチが作れますか?」「行列のできるラーメンが作れるのか?」
・最新のレーシングカーなら、「必ず勝てるのか?」
・イチローさんのバッドなら、「高打率になれるのか?」

つまり、「材料」や「道具」だけでは、「結果」は得られない。というわけです。
冷静に考えれば、どなたにもわかることかもしれませんね。

そして、モノだけでは結果が得られないことがよくわかるデータがあります。

「トータルリターン」と「インベスターリターン」のグラフ

投資家の「投資行動」がよくわかるデータです。

まず、「トータルリターン」
名前のごとく、購入してから、ずっと持ち続ければ得られた収益(年率)

次に「インベスターリターン」
実際に投資家が獲得した平均的な収益(年率)。
計測している期間に相場につられて「高値買い」をしたり、下落怖さに「安値売り」してしまう人が多ければインベスターリターンは下がります。逆にルールを守った追加投資などが増えるとインベスターリターンは上昇します。

コロナショックの「前」と「後」

人気の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を例に挙げて見てみましょう。


このファンドの投資先は、全米株式約3,500銘柄に投資をしているETF(VTI)です。
下記は、モーニングスターのグラフをそのまま掲載しています。

コロナショック前(2020/02/29時点)

すでに、このファンドに投資をしている人のトータルリターンとインベスターリターンには、

2%(年率)以上の差があります。

そして、

コロナ暴落後(2020/03/31時点)

上記の「設定来」数値は、

トータルリターン プラス 0.22% なのに。

インベスターリターン マイナス 10.73%

トータルリターンはプラス収益なのに・・・
つまり、「じっくり保有」していれば「損」はしなかったはずなのに、投資家の多くは、価格変動に動揺し「売却」「損切り」したことがわかります。

低コストインデックスファンドで、しかもネットで人気の米国株式に投資をしているのに「損した」。と、考えた方も少なくないはずです。
ネットやYouTubeなどでも、色々と同じような情報が流れています。バケツに水を入れば溢れるはずなのに、いくら入れても貯まらない。


そう、バケツに「穴」があいていることに気づかなければ、一向に水は貯まりません。


弊社は、資産運用のアドバイスをスタートし18年目。多くの投資家の投資行動を見てきました。

低コストインデックスファンドの長期保有はベストである事に間違いありません。

ただ、それは、成功のたった一つの「大して重要ではない!?笑」ツールに過ぎない。
食材だけで三つ星フレンチが作れたら、苦労はありませんよね。

と言うことで、資産運用の専門家に相談すれば、損失を回避できる可能性が高くなるかも知れませんよ。
と、売り込んで終わりにします!笑 失礼しました・・・

↑※トップ画像:弊社「まくはりFPオフィス」近くの「稲毛海浜公園」にオープン(2020/07)した緑のBBQ。コロナをきっかけにアウトドア人気が高まったいるようですね。。。

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