投資信託の販売会社における比較可能な「共通KPI」
この数値は、皆さまが資産管理を行う上で、大変役に立つ数値です。例えば、この数値を基に「弊社で資産運用アドバイスを受ける価値があるかどうか」 を公平に判断する事もできます。
共通KPIとは
初めて耳にする方がほとんどだと思います。
共通KPIとは、金融機関がお客様本位で投資信託を販売しているかを計測できる共通数値です。2018年6月に金融庁より公表された「投資信託の販売会社における比較可能な共通KPI」の一つである「投資信託の運用損益別顧客比率」(2018年3月末時点)の実績は下図の通りです。
※「投資信託の運用損益別顧客比率」・・・
その金融機関で投資信託を購入したお客さまの「運用益プラスの方」と「運用益マイナスの方」の割合を示したもの。
自分が投資信託を購入した金融機関と他社を比較して、あまりにも「運用益マイナスの方」の割合が高い場合には、その金融機関に詳しい説明を求めることも出来ますので、投資家にとってこの『共通KPI』は、今後の投資を検討する上で、大変役立つものになります。
気になるのは・・・・
銀行をはじめ金融機関で投資信託を購入した人の「元本割れ」の割合が・・・
46%
とは言っても、弊社でも「元本割れの方」が26%いらっしゃいますが、その殆どの方が保有期間3年未満の方です。
銀行や金融機関の46%が「元本割れ」になっている現状を考えると、保有期間が短いのではないでしょうか。 参考までに、弊社の直近(2019/02)のデータですが、運用損益別顧客比率を保有期間別にすると下記の通りとなります。
[投資信託の運用損益別顧客比率]は、お客様の利益に直結する数値なので、我々もこの数値を意識したいと考えております。